あなたならどうする?

ある業者としておこう。
まあ、いろいろと借り主の手を煩わせる業者であることは間違いない。

で、その業者のいつもの言い逃れだが、裁判官の心証はどちらかというと、借り主寄り。

この業者は毎回毎回抵抗し、運悪くというか、借り主側の代理人も、95%くらいは金にしか興味がないので、本気で抵抗されると、時間取られて金儲け出来ないという理由で真剣には裁判をしないので、敗訴の山が積み重なることもある。

で、この業者について、借り主側の主張に沿った和解勧告があった。
まあ、多分、このまま業者側に不利な判決が出るのを避けるために、和解に応じるんだろうな、という気がする。

こういうとき、己の雑な裁判を棚に上げて、消費者のために判決に持ち込むべきだ、とか言う奴が居るんだよ。
もちろん私は依頼者最優先なんで、本当に依頼者に有利だと思えば判決ではなく、和解で終わらせるよ。
たとえ、判決でもほぼ同じ結果になるんだろうなと見込まれていても。

これが誰のために裁判をしているのか、事件処理をしているのか、ということ。
判決出たって、傍観者には関係ないんだから、まあ、自分達がその判決に便乗しようという動機から言っているんだろうけど。