社会運動は弁護士の使命ではありません。

フェイスブックにも書きましたが、一部の弁護士の中には自分たちの運動を美化しようと、社会運動は弁護士の使命だと発言する人がいます。

その人たちに「弁護士」を代表して発言する資格があるとは思いませんが、きいていて不愉快なので一言指摘します。

そのような思想信条を持つことは自由です。自分は弁護士で、弁護士というのは社会運動をすることが使命だ、だから自分は社会運動をするんだ。

どうぞご自由に、と申し上げます。
但し、他の「弁護士」が社会運動など弁護士の使命でもなんでもない。社会運動などに関わるつもりもない。
それもまた、別の弁護士の思想信条として自由を保障されるものです。

思想・信条の多様性を許容する社会こそが重要だと思うので、あえて言います。
社会運動は弁護士の使命ではありません。使命感をもって社会運動がしたいという弁護士がいることを許容し、同じくらい、社会運動など弁護士の使命でもなんでもないと考える弁護士がいることを許容する価値観の多様化を認める社会こそが重要です。