生活保護はどうなる?

完全に悪者に仕立て上げることで、生活保護予算を削ろうとしてますが、そんな政府の対応に、これまた届かない石を投げるしか能のない団体、傍観者としてはイラッとしますが。
生活弱者の切り捨ての前に、不正役人を切り捨てる方が経済効果が大きいですよ。
シロアリ一匹駆除するだけで経済効果は1〜2億円です。

さて、今回も手前味噌になりますが
http://www.kyototeramachi.jp/
判例の紹介に
生活保護受給者(タクシー乗務員)に対する給与差押手続を、生活保護の申請をさせた上で、生活保護受給決定を理由に、給与の差押手続を取り消したという事例を掲載しております。
給与の差押を受けた時点で、初めて相談依頼、元々の給与自体生活保護のラインにすら満たない。そこへ差押を受けたことで、3日間、おかずなしの御飯だけという生活だったそうです。
すぐに社会福祉事務所まで同行して、水際作戦を阻止しながら生活保護開始決定、引き続き給与差押の差し止めとなりました。

口先だけの弁護士など山ほどいます。
生活保護の改悪を許さないと、市民に「私は弱者のために闘ってます」とアピールする弁護士も山ほどいます。
ですが、そういう弁護士が本当に、生活保護受給者に対する給与差押に迅速に対抗したところを見たことはありません。
実際に、この給与差押の取消を求める訴えにしても、前例が見あたらないので、似たような書式を真似てやってみたものです。
有言不実行の弁護士よりも不言実行の弁護士が評価される世の中であって欲しいと思います。
一個ずつ結果を出していく弁護士でありたいと思います。