2012-11-01から1ヶ月間の記事一覧

漁夫の利を認めないために

漁夫の利という言葉ご存じですか? 本来の故事では、蛤と鴫の争いにたまたま通りかかった漁夫ということになってますが、今はわざと紛争をけしかけて自分は傍観し、両方がダメージを負って瀕死の状態になったところで、美味しいところだけを持って行くという…

裁判を山登りに例えてみる

まーた反感を買うようなコラムになるんでしょうかね。 裁判の難易度を山の標高の高さや季節など、山登りに伴う困難性の条件に例えてみましょう。 このブログやHPが時々取り上げられているブログでは、険難な山登りにガイドが必要で、ガイドの技術によって登…

アンチテーゼ

クレサラに関する弁護士と司法書士と有識者の団体があります。 かれらがやっていることは。業者とか争点ごとに対策会議を作って、集会を開いて、意見書を出す「だけ」です。 それでは救済にならないと批判してきました。 批判するだけでなく、司法の場で、裁…

愛読書から

他人が自分にない技術を持っていれば嫉み、努力し、追い越そうとするのが職人であると、サルトフィニートに書いてありました。 そうですよね、他人がどんな技術を持とうと他人が積み上げてきた努力の結果ですから、自分も負けずに努力して追いつき追い越せば…

他人の判例に便乗する

便乗されるのに文句を言うのは便乗される側に問題があるってサルが言ってました。 便乗だろうとなんだろうときちんと事件処理すれば問題ないはずだって。 議論のための議論にしかなってないですよね。 便乗しかできないやつに「他人の判例だけ見て、それで全…

紅葉の大文字

たまには癒しも

今年は紅葉の当たり年

近年まれに見る紅葉のキレイな年です。 是非とも京都にお出まし下さい。 まあ、すでに観光客でごった返しておりますが。昨日古本屋さんで買いました「剱岳点の記」はあっという間に読み終えてしまいました。薄曇りな天気ですので、お山に登るのはやめておき…

弁護士を選ぶ時代

全ての弁護士が同じノウハウ、同じ能力を持つわけではないことは、少しずつ知られてきています。 以前は、知り合いを頼って、弁護士の紹介を受ける、あるいは弁護士会に相談するというのが一般的なルートなんでしょうが、ちまたに「俺こそ最高!」というCMが…

武富士な人たち

某団体をこき下ろしているこのブログですが、かの人たちは読んでいるんですかね? きっと読みながら、気にしないフリをしているんでしょうね。裁判はまだ進行中で、結果も出ていないのに、なぜこき下ろすのかという批判はあるのでしょうか? 結果が出てから…

信用は積み重ねるもの

ということで、新しい試みに挑戦です。 うまくいくと良いです。 判決を受けてもお金を支払わない某消費者金融への新たな取立の試みですよ。 試してみる価値があると判断しましたので、やってみます。 被害者のためには、成功事例は広く公開し、共有すべきだ…

法科大学院の矛盾

就職の宛のない法曹資格者を生み出し続ける訳ですが、入学案内には就職率などを記載しているんですかね? 弁護士資格が・・・年収まるまる円・・・ 消費者契約法に言う「不実告知」に当たりませんか? 追伸 武富士の責任を追及する全国会議 一体今日まで彼ら…

フリーライド反対?

私はフリーライドに反対している立場に見られているでしょうが、今はそうではないんです。 前にも言いましたが5年前までは、情報交換の場というのが積極的にその役割を果たすものだと勘違いしていて、その存立を危うくしているフリーライダーに敵意を示して…

ある時計師の話

昔昔、あるところに、時計師がおりました。 独自の機構を開発しては、発表していましたが、商売気がなく、特許を取るなどの発想はありませんでした。 この職人気質に目を付けたのが同業者です。 設計図面をもらい受け、自分が独自機構を開発したかのように触…

難易度の高い裁判

今は行政事件にちょっと関心があって、そちらの研究を進めています。 行政の無駄は、本当に見ていてうんざりですけどね。京都府下に特に行儀の悪い自治体がありまして、いい加減で目を覚まさないと大変なことになるのですが、どうしても地方の政治家には勘違…

ツイッター

ツイートに「ぼやく」という意味はあるのだろうか? ネガティブなコメントを繰り返すと他人の自分に対する評価がネガティブになり、最終的には自分の考え方までネガティブになる。昨日は、終日北部で相談だった。今日は朝から京都西部でお仕事だった。今から…

なぜ「どや」顔?

本当に相性の悪いマルマルというのはいるもんなんですが、 あれだけ、消費者金融への不当利得返還請求訴訟に精通した人と念を押して管財申立したのに。 先日、簡裁で勝訴判決を得まして・・・ はあ?しかもなぜ「どや」顔? 昭和の時代からの取引の人で、ち…

信義則他

これまでの雑な主張の問題点を、ツイッターでつぶやいてみました。 「時効期間が過ぎた債権につき裁判を行うのは信義則に反する」 という宣言が、なぜ法律の理解を欠いて、間違っているのか、その反省を促すきっかけになれば幸いです。また、CFJマルフク・タ…

どんな事件でも

自分を成長させるきっかけはあります。 金額だけでテンションが上がったり下がったりでは、百年経っても進歩しません。また、自分がやらなくても誰かがやると思っていれば、そこで成長は止まります。 一生懸命ネットで検索ワードを打ち込むことが弁護士の仕…

ツイッター始めました。

未だによく分かってませんが、ツイッターも始めてみました。とりあえず、信義誠実の原則が何か分かっていない人が多いので、わかりにくく、皮肉たっぷりに説明してみました。フォローするとかフォロワーとかなんでしょう?変な広告が 張り付かないことを願い…

ご注意下さい。

昔はサラ金が取引履歴をごまかしていましたが、今は依頼を受けた弁護士が取引履歴をごまかし、あるいは端的に、いつからの取引に基づいてどれだけの不当利得があるのか、にもかかわらず、どれだけ減額して和解したのかを一切報告しようとしないと聞いていま…

過払い金他

本当に、口にするのも抵抗を感じるようになりました。 私は、にわか「過払いに強い」弁護士とは違うのですが、市民には違いが分かりにくいです。最近ようやく、消費者金融に対する不当利得返還請求(いわゆる過払い金請求)について、自分の依頼者に 「私が…

新しい挑戦

午前中に訴状の起案をして、午後からは昨日思いついた手法の検証のために、文献をあたることにします。成功すれば、最近閉塞している手続きに風穴が開けられるかも。 弁護士ですから、司法の場で結果を出したいものです。 1年365日 どれだけ遊説と「シン…

手前味噌

ですが、 消費者金融相手の裁判において、全国でも最高水準のノウハウを持っているのは私だと思います。 傲慢に聞こえたら申し訳ありません。でも、慢心することなく、これからも分析と研鑽を怠らないようにしたいと思います。消費者金融にいろいろと妨害工…

ネガティブなブログ

だとお友達に言われますので、論調を少し変えます。弁護士の業務として、やはり前例のない事件に取り組み、それまでの前例を元にしたのでは依頼者の救済にならない事案で、依頼者の救済が出来た事例はやはり心に残ります。依頼者は同時に一人の弁護士にしか…

判例について

判例を提供している弁護士なんてごく一部です。 決して多数派にはなりません。 弁護士業界に限らず、新しいことをしようとする人間は常に少数派です。 多数派の、同調性意識とも闘わないと新しい道は拓けないのです。それでも、目の前に被害者がいるから、救…

差別化

弁護士の能力というのは外から見てもわかりにくいものですので、積極的に情報発信していかなければなりません。 どんな業界にも能力に乏しく売り込みだけ上手な輩は居て、そういう人間が職人の評判を貶めます。 一つ上のフレーズは、「王様の仕立て屋 サルト…