耳障りのいいことしか言わない方へ

悪徳商法の手口と一緒で
マイナスの部分は指摘しないことで、聞く人に望ましい結論がもたらされると勘違いさせる手法があります。

「破産しても起業できますか?」

起業に必要なものってなんですか?
私はお金と信用だと思います、信用=出資を募るということもありますが。

破産するというのは、この経済的な信用が失われるということを意味します。

破産しても起業はできます。自己資本比率100%にすれば良いだけで。

こういうのを机上の空論といいます。

取引先とも現金取引にして買い掛けにしなければ。
手形も使えませんし、融資も受けられません。
全ての会計期間中に生じる事業資金はフローでまかなうことが出来れば起業の支障になりませんって現実性のある提案に聞こえるんですか?

今はクラウドファンディングという方法もありますので。

・・・破産の経歴があることは告知するんでしょうね。
内緒にして出資を募り、破綻した後で過去の破産の事実が分かったら、詐欺に問われることくらいは覚悟するんでしょうね。


追伸
手弁当」を美徳であるかのような発言をする弁護士が居ますが、ご自身の個人的な見解であることを断って使用するように心がけてください。
ご自身がそうされることにつき何の異論もございませんが、美徳と勘違いして他人に強要するのは犯罪です(強要罪)。