ハンバーグは日本食

異論もあるかもしれませんが、日本のハンバーグというのはよその国ではあまり見かけません。
といっても私のつたない経験ではフランスとアメリカについてのみ言及しておりますが。
ここで日本食だと言っているのは、挽肉にパン粉と卵をつなぎで合わせ、タマネギのみじん切りを加えて練り込んで成形して焼くハンバーグのことです。
肉だけでは一般庶民に手を出しにくい価格になるから、つなぎやタマネギを使って挽肉のかさを増して、一人前で満足できる量にしながら、値段を抑えた料理だと考えています。
だから、そんなハンバーグが、どこどこの肉を使っているから、肉100%だからという理由で高い値段になっているのは、日本食としてのハンバーグではなく、別の肉料理だと考えることにしています。
そんなのも好きですよ。もちろん。

でも、子供の頃好きだったハンバーグはタマネギのみじん切りが入っていて、パン粉がつなぎになっているものでなくてはいけません。
また、デミグラスソースも良いですが、日本スタイルはケチャップです(言い切りました。クレームはご遠慮下さい)。

前置きが長くなりました。
本日ご紹介の一品、「グリルはせがわ」のハンバーグ定食1000円です。
私の周りでは賛否両論ありますが、私はここのハンバーグ定食が大好きです。
ゆでた麺をフライパンでケチャップと混ぜ合わせるスパゲッティーもまるです。郷愁をそそります。

男という生き物はいくつになってもハンバーグに目玉焼きが乗っているとテンションがあがります。
この店、いろんなバリエーションのハンバーグで有名な店ですが、王道にして基本、シンプルにして究極のベーシックハンバーグ定食1000円、私はこれしか注文しません。