イタリアンのスペインビュッフェ

前からお知り合いのシェフにいろいろイベントの案内を頂いていたのですが、ようやく日程が合い、今回初めて、企画されたイベントに参加することができました。
8月16日、五山の送り火の日に行われた(8月15日から5日間連続ですが、私が都合つけることのできたのはこの日だけ)シェフがスペインに修行に行っていた時のトークを交えながらの南欧スペイン料理です。
イタリアンなのになぜ?って感じですが、普段表メニューで出せないからこそ、こういうときにやりたかったそうです。



全体の風景です。
美味しそうです。
食べ放題です。


真っ先に目を引くのはスペイン料理と聞いて、100人中99人くらいが真っ先に思い浮かべるパエリヤです。

ローストビーフです。
ビュッフェスタイルの定番で、普段は主役級ですが、今回は隅っこの方でおとなしくしてました。
なんせ魚介料理のスペイン料理がテーマですので。主役は魚介です。

酸味が強めなので、蒸し暑い夏にちょうど良い感じです。


なんかのコロッケです。全部で三種類ありました。
ポテトコロッケと、なんか挽肉のようなものが入っているのと、一口カツみたいなものと、そのうちのどれかです。
どれがどれだか・・・


これはスペイン料理の定番、アヒージャです。ニンニクのことをスペイン語でアホと言います。(ふざけているように聞こえても本当のことどす)ニンニクの香りと味を移したたっぷりのオイルで揚げ煮にした魚介類の料理をアヒージャと言い、エビを使うのが定番です。
ニンニクのにおいが怖くて、美味しい物が食べられるか、ちゅうねん。

スペイン料理で言うところのタパスというやつでしょうか?
スペイン風オムレツがまず目に付きます。
鶏肉の八幡巻きのようなものもありますがテイストは洋風です。
ショートパスタに見えるのは、パンのサラダだそうです。
ポテトサラダもあります。真ん中にあるのが魚介類をオリーブオイルで炒めたものです。

2種類目のコロッケです。これがポテトだったかも知れない。

鶏肉のマリネ風です。ちょっとピリ辛です。
でも今日の主役は魚介です。

3種類目のコロッケ、トマトソースに浸してあります。これが確かお肉だったような・・・

パンのサラダです。てっきりパスタだと思って、ギャルソンにパスタ下さいと言ってしまいました。

ハムです。今日はお肉の肩身が狭い

サザエの壺焼き?南欧風です。バジルとオリーブオイルだったと思います。
殻が証拠で残るので慎ましく1個だけにしましたが、本当はたくさん食べたい一品です。


ピザです。この辺はイタリアンです。
マルゲリータですが、フレッシュバジルではなくバジルペーストを使っています。
生地もローマ風のかりかりピザです。

イカフライです。チープなネーミングにしてしまいましたが、イカがとても柔らかく、衣に刻んだローズマリーが入って、清涼感のあるフライです。後から出てきた一品ですが、全然問題なく頂くことができました(しつこいと満腹時にはきついですが)

ムール貝のガーリックオイル炒めです。正式な名称は知りませんが、そんな調理法です。
正直、翌朝早朝から新幹線で東京ですから、抵抗ありましたけど、まあそこは隣の人になんでこいつニンニクの臭いさしとんねんと思われても、目の前の誘惑には勝てません。
恥と外聞を捨てないと美味しいものには出会えないのです。


この料理大好きです。
これが一番好みです。
鱧の子と卵黄でカステラ風前菜にしたものです。前菜なのに、一番最後に出てきました^^
イヤー正直これお取り寄せしたい。
ってシェフにも言いました。
考えとくと言ってましたが、鮮度のことも考えると難しいでしょう。
お店の裏メニューとして、こっそり注文できるようにしてほしいものです。


楽しい夕餉は終わりました。
お店はアルトレタントの2階で、道向いのタントタントは先日、このブログで水牛のリコッタのラヴィオリを紹介しました。
河上シェフは京都イタリアン業界でも重鎮です。一之舟入の魏さんとも仲良しで、いろいろとコラボしてますので、またそちらもチェックしてみてください。
今日のコースはイベント限定なので、一般にお店で食べられるものではないのですが、鱧の子のカステラは、ぜひとも定番メニューに押し上げたいのです。
場所は堺町三条上るです。