桂離宮の前にある蕎麦屋

さて、順序が前後してますが、先週の金曜日
私は久しぶりの向日町簡裁でしたので、お昼を桂方面のお寿司屋で食べようと、意気込んで車で出かけたのですが、ガイドブックに載っていたそのお店は、電話番号ごとなくなってました。
車のナビには設定されていたのに、ナビもガイドブックも古かったようです。

なので、意気消沈して、手早く食べられる蕎麦屋に行ったのでした。
折しも、以前一度だけ口コミでいったことのあるお店の前を通ったので、そのまま、お蕎麦屋へ。
桂離宮の前に中村軒という麦代餅を看板商品とする和菓子屋があります。
この南側道裏のひっそり奥まった路地の一角にそのお蕎麦屋はあります。
隆兵そばと言います。中村軒の次男(だったと思う)の中村隆兵さんなる人物がやっているお店です。


最初の番茶です。
器が河合寛次郎風です。河合武一とか紀とかその辺かもしれません。

折敷です。

蕎麦猪口は古伊万里です。この辺はちょっとセンスを感じます。

薬味入れは銀です。ちょっとセンスを感じます。

お蕎麦は特筆して上手に打っているというわけでもないのですが、特に不満もありません。

そば湯に具がつきます。湯葉とお麩とネギと。珍しいです。


そば湯は汁次に入って出てきますが、蓋の上に茶巾がたたんで載ってます。
これは茶道をしている人には分かるのですが、水次の上に茶巾が載っているスタイルと同じです。
随所に茶道の香がする蕎麦屋さんです。

返しをそば湯で割っていただきます。

最後に和菓子が付きます。中村軒の和菓子です。

1300円はちょびっと高いですが、そば湯に具が付くのと、最後に和菓子が付くので、まあ不満も特にないです。