日本酒の会

さて、ワイン会を定期的に開催しておりますが、このたび、日本酒の会も発足いたしました。

どうしてもワインではたどり着けない領域があります。
むしろ、シチュエーションに合わせて両方楽しめばよいのです。
私はお酒苦手ですが、ワイン会ではどうしても味付け濃いめの洋風になってしまいます。
本来は私は和食の方が、それも繊細でほんのわずかな風味の違いを聴き分ける方が好きなのです。
西洋のグルメは突き詰めるとワインとチーズにたどり着くと言いますが、東洋の美食は突き詰めると、水と蕎麦にたどり着きます。淡い味付けの違いを極めることこそ、和食の真骨頂であり、蕎麦を含めた和食も、日本酒も突き詰めると、清らかな水の美味しさにたどり着くのです。

濃い味付けが体に良いはずもありません。今では西洋世界までもが、健康食としての日本食と、和食文化が育んできた日本酒に注目しています。
日本酒を馬鹿にしているのは、西洋文化を盲目的に崇拝している似非文化人と中身がなく、外観をブランドで固めないと自信をもって外を歩けない人だけです。
ということで、日本酒は、昔へんな臭いがして嫌いでしたが、いつまでもそんなこっちゃいけないということで、発足させました。