弁護士にとって大切なこと

シンポジウムや集会は一見派手で、名前を売るには都合のよいイベントだと思います。

ですが、弁護士の本分は裁判所で依頼者の言い分の全てを伝え、その希望に沿う結果を出すことにあると思います。
ですから私は派手でなくても、毎日の業務を大切にします。裁判のために準備を怠ることなく、無駄になろうと自分の足を使って、証拠を探し、事実の究明にこそ時間を費やします。

市民の方はとかく派手に名前を売っている弁護士の方が能力が高いと思いがちでしょうが、弁護士の世界においてそのような話は通用しません。
なかなかそのことが伝わらないことがもどかしいですが、今までの事件の積み重ねがノウハウとなり、明日来る依頼者のために役に立つ、そう考えて、私は過去の事件のデータ集積を怠らずに今日まで来ました。
上記のシンポジウムや集会に重要性を求める弁護士との差はもう一朝一夕には埋まらないでしょう。
これからも、私に「しか」出来ない事件処理、積み重ねて行きます。