粋な裁判官？

あるブログで、出頭した被告本人を欠席したこと「にしてしまい」当事者双方不出頭を2期日繰り返したことにして、審理の停止を図った裁判官を「粋」と評した人が居ることを知りました。
元のブログ主もまんざら面識が無いわけでもないのですが。

その記事をしったブログにコメントしましたが、やはりここに書いておく方が良いだろうと。
私は上記の裁判官の行為は違法だと思いますし、司法に対する信頼を損ねるものだと思います。
元の記事ではそれが多重債務者という弱者の利益のためにやったから許されるみたいな論調でしたが、そのような姿勢を取る限り、多重債務者憎しで間抜けな判決を書き続けた元最高裁判事に対する批判も出来なくなるということでしょう。

非難・批判の対象はあくまで、法律に照らして適法か違法かであって、法律を潜脱しても多重債務者のためなら、オールオッケーみたいなことを言えば、真逆のことをされても、反論できない。

武富士の役員に対する裁判だって、他の方法はあると思うのに、多重債務者だから、優遇されてしかるべきだ。「命の過払い金だ」などという法律の根拠は一体何？という主張を繰り返すことで、もうすぐ全滅するでしょう。

理屈じゃなく感情で裁判を動かして見せる、などという運動論が、これまで地道に少しずつ司法の中で結果を出してきた人に対し、邪魔で迷惑で有害なのがどうして分からないのでしょう？

追伸
緊急に告知します。
クロスシードの破産申立という記事をネットで目にしたことがあると思いますが、このクロスシード・ネオラインキャピタルというのは、アペンタクルの関連会社でもあります。
法人としては別個にしているので、現時点でアペンタクルそのものが倒産したという話までは聞きませんが、関連会社の破産が何の余波も生じさせないはずはないと思います。
一応、当事務所は、アペンタクル相手に手続を望まれる方につき、一定の条件を要件としてご依頼に応じるという告知をさせていただいておりますが、事態は急を要すると思われます。
告知以降、主に東北を中心に数件のお尋ねは頂いておりますが、その後ご依頼されるというお話には至りませんので、当方としては、手をこまねいているうちに手遅れになることにつき、一切自己責任です、と申し上げるより他ありません。
今でも手遅れかもしれないのですし、結果のお約束までは致しかねるというのはお伝えしたとおりです。
もっとも、うち一件の方については、ご説明の内容のとおりで、確実に結果を出せるのも事実ですが。

お問い合わせの大半の方は、費用を事前に請求されることに抵抗があるのだろうと思いますが、お仕事ですから、有償であることは当然です。
ご依頼されるかどうかは、そのコストを負担しても依頼するかどうかの判断ですから、ムリにとは申し上げません。