日本一美味しい鴨料理

さて、本日は終日(早朝から晩まで)奈良に出張していたため、京都の美味しいものを紹介するこのブログに載せるネタがありません。
過去の写真から引っ張ることにします。

本当はコースの中の一品ですが、このブログに掲載できる写真のデータの上限がありますので、一店舗一つずつにします。
そのうち、他のブログについても、写真は一つだけに整理します。
京料理についての詳細なコメントなどが残るコース料理のブログはもったいないので、そのうち茶論の方に移します。

さて、本題
写真は京都の白川の袂、辰巳神社の向かいにあるサルモンドールというお店のスペシャリテ、鴨のロティ、ブドウのソースです。
専用のロースターでじっくりと時間をかけて低温で火を通していく鴨肉は、中が一見すると生のような赤さとみずみずしさなのですが、ちゃんと火が通っているんですね。
そこに、ブドウのソースが絶妙のコンビネーションです。
あまりたいそうな鴨肉人生ではありませんが、私の鴨肉人生の中で最高の評価を今のところ獲得している一品です。
写真の料理に出会ったのは2年前の秋ですから(確か)それからも更新されずに一位を保ち続けている訳です。
和食にも鴨のロースというのはあって、今は低温真空調理が定番になりつつあります。やはり低い温度で肉汁を外に逃がさずに、火を通すことが鴨料理の肝だったりする訳ですが、火の通し方は写真の専用ロースターも負けていません。
ただ、ソースが、和食の醤油ベースのソースよりも、ブドウのソースの方に軍配が上がるかなというのが正直な感想です。
写真の鴨料理、毎年秋のシーズンのお楽しみです。以後毎年食べに行ってます。
コース料理の一品なので、そんなにお安くはないですが、それでも、お酒の苦手な私が、写真の料理にブルゴーニュのワインを合わせるのが大好きなのです。そりゃあブドウのソースですから、ワインと相性が悪いはずがありません。