城陽の名店

以前、このブログにアップし、別のブログに移しました、桜の花見の会席料理のお店に、土曜日のお昼に行ってきました。
自転車で、大津、南郷、大石、宇治田原を回って、城陽にたどり着きました。
全行程80kmのサイクリング途中のお昼ご飯です。
今は予約だけになってしまいましたので、宇治田原で何とかお昼営業中に間に合いそうだったので、電話しました。
城陽の名店「八百忠 別館」のご亭主吉田さんとはお友達です。
今度ワイン会をすることになりましたので(私がお酒を苦手にしていることを知っている人にしてみればつっこみ処満載ですが)、また別のブログにもアップする予定です。
で、当日のお昼に電話して、無理矢理お昼ご飯を用意していただきました。

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ポイントがいっぱいありすぎて、一つずつ紹介していきます。
今日は長いめのブログになります。

まず、写真を撮り忘れて、すぐに飛びついてしまった「胡麻豆腐」からコースは始まりました。
普通の胡麻豆腐よりも色が白かったので、もしかすると、胡麻の表皮を削った芯だけをすり下ろして使っているかもしれません。えぐみのないところなど、工夫は後日聞いておきます。
二品目から写真に撮っています。
最初の三枚が、全部煮物椀の写真です。
お昼から煮物椀です。なんて贅沢なんでしょう。煮物椀なんてプチ懐石でもないと出てこないのに。
煮物椀は白身の魚、複数入っているそうです。その日の仕入れによって変わる真蒸の中身、外皮を外し、丁寧に処理された茄子も上品です。ゆずの皮の香りが食欲を刺激します。
お造りは、ヒラメと剣先です(あれ?マグロは?)と思いましたが、その疑問はその後で氷解しました。
ここでワンポイントレッスン
たいがいの料理屋さんのお造りは、イカ白身、マグロの三色で構成され、赤と白の取り合わせのバランスと各切り身の数のバランスから、白身各2きれ、マグロ3きれで構成されます。
おもしろいほど、この法則は各料理店に当てはまります。一度確認してみてください。
なので、白色のお造りだけ出てきたので、なんか違和感と思っていたのです。

もう写真に出てますが、その後、マグロはちょうど3貫がヅケになって駕籠盛りに入ってました。
造りから外してヅケで、出すので、お造りには白身イカ2貫しかなかったということです。
ここの茶碗蒸しも、出汁と卵が濃い味出してます。中は骨きりし、白焼きにした穴子でした。
こんなに小さな駕籠盛りでも、焼き物と炊き合わせを忘れずに入れるのです。
お造りと焼き物と炊き合わせは懐石の最小単位です。これに煮物椀もついているのです。
形こそ、お弁当スタイルですが、立派な懐石です。

で、お値段3150円。
料理屋さんがんばりすぎです。お安すぎて涙が出そうです。
ちなみに、この店、本当に美味しい。京都市内にあれば、月1で通うのに。


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