お弁当のススメ その3?

さて、割烹や料亭のお昼のお弁当がお薦めであることはなんどもご紹介してます。
本日は、一段とリーズナブルに。


まずは先付です。皮をむいた茄子と湯葉とスモークサーモンです。
昔ながらの食材ではないのに、一体感があります。

アップで。 ・・・あっボケた。


煮物椀です。正直後で値段も出しますが、今までの最安値なのに煮物椀付です。
ホタテの貝柱をほぐして出汁にとろみをつけ、卵豆腐と一緒に供されております。

で、お弁当の全体風景、蓋を開けると声を上げたくなるくらいにとりどり

左上のだし巻き周辺です。
だし巻き、鱒の西京焼、鶏のクワ焼き?茄子の田楽などがあります。
特に鶏は州浜形になっています。
夏ですから浜松(地名じゃないですよ)の情景を弁当の中に盛り込んだということではないでしょうか。
器に貝殻を使ったりしているのもそういう演出だと思われます。鱧の皮とキュウリとか。
いわゆる夜の仕込みで余る食材の端をうまく調理することで、原価を抑え、お安くお昼に提供するという心意気の伝わる、とても素敵な品です。
鱧の皮だって立派な食材です。
鱧の落としに見えているのは、たこに包丁をいっぱい入れて、おろし酢が掛かっている一品です。

お弁当箱の右下周辺の風景です。
私はこのお弁当の中で、写真に写っているおでんに一番感動しております。たこが柔らかい。
このおでんのたこはもう絶品です。今までで一番美味しいおでんのたこです。横のひろうすも自家製と思われますが、さらにその横の菜っ葉を炊いたようなのはよくわかりません。
おじゃこさんと青唐を炊いたんも、京都のおばんざいの定番ですね。しかも青唐辛子は夏のもんです。

右上のお造りコーナーです。スモークサーモンがここでも。今風です。


一周しました。

もう一度全体風景

自家製のお水菓子です。百合根羊羹だそうです。

お抹茶じゃなかった。

お店は四条の花見小路を西に行ったところにある「味舌」(読めるかなー? 私は読めなかった。これで「ました」と読みます)さんです。
知り合いの料理人によりますと、一昔前に一世を風靡した京料理のお店だそうです(どうしてもマスコミはその都度寵児を求めますので、店の味が替わらなくても、ブームのように扱われ、人の話題に上らなくなったりしますが、だからといってその店の味が悪くなった訳ではないんですよね)。
しかも写真のコース、お昼の「おしのぎ」で食事後の水菓子とお茶付きで3300円です。
お菓子つけないと2750円です。
今までの最安値です。

また行きます。


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