お寿司一貫

本日のレポートは、知人から「あの店行って食べて感想聞かせてくれ」という依頼に基づくものです（人形屋さん見てますか？）

ということで、五条坂交差点を北西に進む路地の入り口にあるお店「一貫」です。

先付は鱧と松茸とキュウリの冷製です。出汁にショウガを加えて、暑い夏にひんやりとした一品
松茸もうでているのかーと思ったら中国産です（そりゃそうですね）

カウンターにセットされたガリとお手ふきです。本格派です。自家製と思われるガリも、やたら酸っぱいだけではなく、妙にピンク色をしている訳でもなく、好印象です。

墨イカと大トロから。
ねっとりとしたイカは熟成の頃合いもよく、大トロは酷暑なのに、身がだれることなく、きっと仕入れの強いお魚やさんにひいきしてもらっているんだろうな、という印象です。

ウニです。新鮮で変な臭いもせず、甘くて美味しいのです。・・・が、ちょっと海苔の存在感が強すぎます。

鯛と数の子です。
鯛が肉厚で歯ごたえありました。
数の子はぽりぽり頂きました。

車エビとキスです。
正直、ネタが大きいなーという感想です。
キスは、塩で締めてあったらしく、何も聞いてなかったので、普通に醤油をつけて、口にいれた瞬間に、あれ？仕事がしてあると思い、後で、キスに仕事がしてあったみたいだけど？と尋ねたら、塩で締めたのだそうです。

赤だしです。
夏の定番じゅんさいの赤だしにたっぷりの山椒が浮いてます。

コハダです。江戸前の寿司にはこれがないと・・・

最後はお店の自慢の穴子です。
とろっとろです。脂がのっている。

で、穴子を食べている間に亭主に、どうです、今日の穴子、握ってて、自分でも美味しそうって思います、と言われ、相づちを打っていたら、最後の芽ネギの寿司の写真を取り忘れていることに食べ終わった後気付きました(一生の不覚、と言いたいところですが結構頻繁にやらかしてます）。

最初は８貫で一人前と聞いてましたが、数えたら１０貫あります。
最初に聞いてしまったからということもないでしょうが、６３００円ですので、お値打ちです。