お花見の2

続きです。
肌寒い室外での花見を終え、室内での食事です。


本日の参加者の皆様です。
ちょっと寂しい花見の宴になりましたが、いつもの今津様と佐竹様です。


一応室内からも桜が見えるように。

お膳のしつらえで1枚

先付です。ホタルイカの天ぷらと蒸しアワビ、ウニ添え、茹でた空豆付きです。
春を感じさせる一品です。
器は、昨年も使っているのですが、一入ではなく左入であると箱に書いてありました。なので左入だと思われます。昨年の分の記載をお詫びして訂正いたします。


引杯での一献も早々に、預け徳利に寄せ杯です。のんべさんの集まりです(注:私を除く)


普通は、向付が先なんですが、順番が入れ替わって、煮物椀が先に出てきました。でも良いのです。
煮物椀は蓋を開けるのが楽しみです。


筍とサクラマスの椀です。お澄ましのお仕立てです。
サクラマスが普通より余分に入っているのは、桜に太鼓判を押して、桜が間に合わなかったことへの罪滅ぼしなんでしょう(笑)。
桜がないのでサクラマスで勘弁して、こういう無言の会話もおもしろいです。


全員の煮物椀(椀は吸物椀ですが)の蓋裏の蒔絵はそれぞれ別です(絵替わりと言います)。
京都の名所の蒔絵なのですが、私のは四条の川床で、季節感がないのですが、今津様のは嵐山の桜で、佐竹様のは北野天満宮の梅でした。
春のテーマに合っているのは今津様の分だけ。
まあ、それでも丁寧な蒔絵の作りにしばし見入り、椀を堪能いたしました。
私はとってもサクラマス好きです。
筍好きでもあります。
椀にも浮いている木の芽ですが、筍との相性はもう抜群です。

続きはまた今度。