山奥の蕎麦屋

最近更新もおざなりになってしまってますが。
私のサイクリングコースの一つに、大津〜大石〜天ヶ瀬〜宇治
というのがあるのですが、この宇治川ラインが、京滋バイパスのICとぶつかるところに宇治市笠取という集落があり、そこにある蕎麦屋さんが、喜撰坊という屋号です。
ここの女将さんは、深夜の秘密のグルメパーティーにお越しになるのですが、それまでラジオのパーソナリティだと思っていたところ、実は食べ物屋の女将であることが判明、
食べに行くに決まっているじゃないですか。
しかもサイクリングコースですし。
といっても、先週の土曜日は猛暑日で、気温は36度くらいありまして。
炎天下を自転車で走るだけでも大変なのに、道を間違えて、山一つ超えて宇治は炭山に行ってしまい、同じ山を再度超えて戻ってくるというおまけ付きです。


で、たどり着くと、女将が「あれー本当にきはった。しかも自転車で」

・・・そんなところでウソついても始まりませんがな。

で、道を間違えた関係で、12時半頃たどり着いているのですが、お昼の営業用の蕎麦が足りなくなって、打っているところへ、たどり着いたので、もうちょっとしたら、打ち立ての蕎麦出せますんで、ということで写真の鳥もつ煮をつまんで蕎麦を待ってました。


で、アップですが、いろんなモツの部位が入って、しかもタレは上品です。
私、生まれも育ちも甲州と発するところでござんすので、鳥モツには一家言ございますねん。
甲州鳥モツ煮はB1グランプリですが、もう少し甘ったるく庶民的な味付けでございますが、写真のモツは上品です。
どっちも美味しいですが。
写真のは、ゆずの皮がすり下ろしてあり、また炎天下に自転車を爆走させ、食欲よりものどの渇きが圧倒的に勝る私の減退した食欲をゆさぶり起こしてくれます。

写真は、地元笠取のシャモの玉子で作る温泉玉子で、蕎麦膳の付け合わせです。
これも玉子の素性の良さがよく出ております。

で、写真は蕎麦膳に付いてくる小鉢2品
黒豆を炊いたのと、ノリ、エノキ、山椒の佃煮です。後者は特にお蕎麦と良く合います。

で、ここまででお気づきになりましたでしょうか。

肝心のお蕎麦の写真がありません。

あまりに待ちすぎて、炎天下で減退した食欲も十分過ぎるくらい戻ってきてしまい、蕎麦がやっと出てきた時には、写真撮るのも忘れて、飛びついてしまったのです。

お蕎麦を食べ終えて、写真を撮り忘れたことに気付きました。

・・・

・・・また行く理由ができたので良しとします。