日本酒の会

さて、定期開催になった日本酒の会です。
なかなか参加者が増えずに困っていましたが、少しずつ浸透し、参加者も広がりつつある手応えを感じております。

蔵元の方もご覧になっていたら、是非とも、日本酒の振興のために、この会に遊びに来てください。

昨日も話していましたが、同じ人間が(私のことです)幹事をしているワイン会よりも、確実に調度品は格上です。
西洋の食器にあまり興味がないもんで。

わざわざ畳テーブルクロスを特注で作り、根来の折敷を少しずつ集め(ついに3つになりました、あと一つです)、酒器と向付を乗せて、しばし数寄者を気取ります。

古美術も、単に集めて、眺めるだけではおもしろくも何ともありません。使ってなんぼです。
古備前や古九谷などの美術品から、雑器にいたるまで、元々生まれた用途に従って、使ってこそ、道具に命が吹き込まれるのです。

前置きはこの程度にして。


いつもの準備風景です。
会が始まると、飲み食べに忙しくて、写真をあまりとらんのですよ。


本日のお酒の1本目は、長野県の「明鏡止水 m’10」という大吟醸酒です。
大吟醸なのですが、なんと1000円台後半です。
コスパ高い感じです。
ただ、この日は、もう1本が存在感ありすぎて、完全に引き立て役になってしまいました。


で、その主役です。
天狗舞の車多酒造の杜氏「中三郎」の名前がまんまついた生酒の大吟醸です。
畳屋佐竹様いわく、こんなん店頭に並んでるの見たことあれへん(京都弁はもうちょっと違うと思いますが、まあその辺はワープロで変換したらこうなったということで)。
ということで、見つけたら買わなあ、ということらしいです。
でも、めっちゃ美味しい。
高清水の瑞兆の次くらいに美味しい。


のどぐろの干物を焼いたのと、瓶に隠れた向こう側の硝子の大鉢に入っているのは「いもたこなんきん」の煮物です。
なんと、両方とも私調理担当です(そりゃそうですね、準備風景ですし)。

本日の参加者の皆様です。
遠方の近江八幡より、ご参加いただきました、硝子会社(瓶作ってます)の社長様が初参加です。
後はいつもの畳屋様と弁護士会職員さんです。

近江八幡さんがせっかく遠方からお越し頂くので、器は、硝子のものと湖東焼を使ってみました。