親子関係の難しさ

自分が親から愛情を受けて育ててもらえなかったという思いを持って生きる子どもは、社会適応能力に問題を生じさせることがあります。
そうした社会適応能力は、雇用の現場でも冷遇される原因となり、貧困は貧困の連鎖を生み出す原因となります。
親からの愛情というのは決して物質的な経済的なものではなく、もっと精神的なものですが、親もまた、どうやって子どもと接してよいか分からずにいるとき、そのことに気付きながら、何もしないのでは、せっかく代理人として介入した意味がありません。

弁護士というのは、他人の代理人となることのできる資格です。他人の代理人というのは、他人の人生を左右する人生のターニングポイントにおいて、その意思決定を行うこともあることを意味します。
この責任の重さに、押しつぶされないためには、常に何が最良かという試行錯誤の繰り返しと、最善と信じて助言できるだけの選択肢の結果を推測する作業を怠らないことを意味します。

今回の事件は、そのような意味で、かなり貴重な体験となりそうです。
ケースワークとして、弁護士の立ち位置、当事者の心の動き、行政の役割と、行政への弁護士としての働きかけ、その有効性と問題点を整理したいと思います。

依頼者の承諾を得て、他の弁護士が利用できない程度に、HPにケース事例の紹介を行うことも検討いたします。



せっかく、人が真面目な話をしているのに、下のふざけた広告は、本当にイラっとしますね。
「弁護士」というワードだけで、検索キーワードに引っかけてくるとは。
他の人の検索時にはどういう広告が張り付いているのでしょうか?
間違っても、このブログを読んだ人が、被害者を食い物にする弁護士に騙されないように、願うばかりです。