アンチテーゼ

クレサラに関する弁護士と司法書士有識者の団体があります。
かれらがやっていることは。業者とか争点ごとに対策会議を作って、集会を開いて、意見書を出す「だけ」です。
それでは救済にならないと批判してきました。
批判するだけでなく、司法の場で、裁判を通じて一定の結果を出すことによって、彼らの行動に対するアンチテーゼにもなると思っているのです。

さすがに、同じことを繰り返し、回りの人に飽きられるようになると、もう一度他人の注目を集めたいと始めたのが武富士の裁判です。
でも、普段から場数を踏んでいない、修羅場をくぐっていない、みんなで集まり、数を頼みに、裁判所の前でビラを撒く、被害者を傍聴席に並べる、結局「政治的な」やり方で、なんとかなると「勘違い」しているのです。

今回の武富士の裁判は、彼らの裁判がお粗末だという理由だけで、惨敗するでしょう。
そのとき、かの団体は試練を迎えることになるのだと思います。反省し、一から市民の信頼を得るために努力していって欲しいと思います。

広島であっさり打ち切って判決を言い渡そうとした裁判所も、文書提出命令など採用し、「一応」言うだけ言わせるつもりの東京地裁も、被害者の不満を「ガス抜き」させるかどうかの違いだけで、結論は変わらないだろうと思っています。

判決が出たら、きっと今まで一生懸命主張・立証してきたことが「少しも考慮されていない」などという抗議声明を弁護団は出すことになるのでしょう。
しかし、それは考慮されていないのではなく、争点から外れたあさっての主張をしている弁護団の問題です。


上記のような言動に及んでいる理由を具体的に言っていい?