法曹3元

法曹一元などという夢物語を語っている老害弁護士がどこの単位会にも居ると思いますが、世の中は着々と、弁護士切り離しに向かっています。
現に、司法試験の合格者をおよそ「法曹」に求められるレベルに到達していないものまで広げたために、裁判所も検察庁も危機感を持って、司法修習ではまかないきれないレベルの引き上げを、任官(裁判官になるということ)任検(検察官になるということ)の新人に対し独自の研修プログラムを用意しているとのことです。
この流れは裁判所は裁判所で、検察庁検察庁で、そもそも司法試験の合格の時点から研修を分けましょうという話になって、最終的にはいっそのこと登用試験も分けましょうという話に繋がっていきます。

法曹人口の無意味な増加政策が上記をもたらし、結局弁護士なんて裁判官や検察官と並び称されるのはおかしくね?という話に繋がっていくということです。

弁護士は弁護士で独自の研修などやる理由はないのです。あとは就職先の弁護士が自分の事務所の信用を落とさないように危機感をもって指導するしかありませんね。
イソ弁になれなかった弁護士は・・・・知りません、危機感をもって自分で研鑽を積んでもらうしかないのでしょう。
仕事がないのにどうやって?
そんなことは私にも分かりません。

追伸
先ほどキャスコ「だけ」残っている大阪の人が相談に来ました。
費用の先払いは躊躇するそうです。
よく分かりますよ、だって結果の保証もないのですから。
でも、元々の弁護士の費用って着手金と報酬の制度になっていて、成功報酬制というのは過払い楽勝みたいな空気の中でできあがっただけの話でね。
これも元々始めたのは平成14年頃の私たちであって、今の大々的にCMやっているサルが始めた話でもないのですよ。

サルのつまみ食いの被害者だからといって、私がリスクを負うつもりはありませんので。