キャスコ 過払い

こういうタイトルにすると、アクセスが増えるのかどうか実験


追伸
タイトルとは関係のない内容で、ここから真面目に
裁判は公開の法廷で行うことになっています。
弁論準備という手続は公開されませんが、これは裁判の準備というある意味テクニカルなプロセスです。
もっとも、一般の人は、民事の裁判を見ても、ほとんど何が行われているのか分かりません。
これは現行の裁判が書面のやりとりで進んでいくからです。
そういう意味において証人尋問くらいしか、裁判っぽい風景にはならないのでしょう。

そんな意味において裁判を傍聴しようと考える人は刑事事件がもっぱらで、民事の場合は証人尋問くらいしか関心を惹くものはないでしょう。

裁判の傍聴というのはあくまで、傍聴する人が「見たい」という気持ちからなされるものであって、たくさん集めることが裁判の支援だという考え方はあまりお薦めできません。
そういう事件に関心を持ってもらいたいと事件の代理人において思うのはそれほど悪いことだと思いません。
しかし、法廷を埋め尽くせば、裁判所に対する圧力になるという発想は論外です。
そのような無言の圧力を感じると裁判所は反発するでしょう。
結果、裁判にはマイナスの効果が生じます。

ということで、私は、どんなに大きな意味を持つ裁判があって、そこで証人尋問が行われるとしても、傍聴を呼びかけることはしないようにしています。
ご覧になりたければ、ご自由にどうぞ。
ですが、傍聴人に説明するフリをして、口頭弁論を展開し、裁判所に聞かせて、これだけの市民の前で反対できるか、みたいな裁判は生理的に受け付けません。

再度追伸
キャスコですが、どうやら、残りの依頼者の分についても、返してくれる意向のようです。
一度に数件の請求を出した関係で、分割になってしまいましたが、まあ、返還を受けられるのであればそれでもよいでしょう。

このブログをご覧になっているのは同業者だけではないと思いますので。
よく考えてみて下さい。
新しい判例を築く弁護士と、その判例に便乗してマスコミで宣伝して、雑な事件処理で拙速だけを心がけて金儲けを図り、合計件数と金額だけを表に出す弁護士とどちらが信用に足りるのですか?
前者と後者は両立しません。
そのことはこの先よりはっきりしてくるでしょう。
私は前者の弁護士の一人ですが、同業者には二度と判例を利用させないからです。私だけが前者の弁護士ではありません。ただ、昔は前者の弁護士は弁護士で、共通のMLの中で意見交換をしていました。その意見交換により新たな発想を得て、それが新たな判例に繋がることもありました。
今は前者の弁護士同士の情報交換も分断されておりますので、そういうこともありません。

また、クレサラの事件と言っても、裁判における一つの分野であり、裁判そのものは、他の事件と大きな違いがあるわけではありません。
新しい判例を築く過程には、裁判における構成の立案、指摘する事実、事実をどのような証拠によって立証するか、裁判の全ての要素が含まれています。
また、消費者金融にとっては死活問題であり、またモラルも低いことから、平気でウソはつくし、証拠は隠すし、偽証はするしという妨害を排除して結果を出すのは、他の裁判に比べても決して簡単とは言えません。
新しい判例を築く弁護士であることは、他人の判例に便乗して金儲けしか考えない弁護士と天と地の差があることを意味しています。
世の中には、いろんな分野で活躍する弁護士がおられ、そういう人たちはもちろん尊敬の対象ですが、ことクレサラ弁護士に限っては、私は尊敬できませんし尊敬しません。
市民の方には、よく弁護士を観察して、自分は誰にだったら信用して依頼ができるのかを考えて欲しいと思います。