白足袋続き


椀物は、真蒸と黒豆で作った水無月にシメジの澄まし仕立てです。
夏越しの祓えって分かりますか?
水無月を食べる風習が分からないと、写真の椀物の意味は半減しますね。


蓋物です、いつものことですが、蓋を開ける瞬間が楽しみです。

蓋を開けたところ、夏はこの冷たい炊き合わせがたまりまへん。


で、本日のメインイベント、鮎の塩焼きです。
やっぱり川魚懐石で6月と言えば、鮎を想像しない訳にはいかんばい。


お一人ずつにお取り分けです。蓼酢も定番です。


写真は、創作料理で揚げ物ですが、鯉のミンチを団子にして、ぶぶあられをまぶした変わり揚げです。美味しい。臭みもえぐみもない。

このお店のお茶屋としてのルーツでもあるとろろめしです。
こういうところはお店のアイデンティティですから、貫く姿勢が好きです。